ちょっとぼんやりした概念論を書きます。
日本人の意識の変遷は、戦前の帝国主義である意味、意識としての高エネルギー状態に達し、敗戦による意識の崩壊、再構築を経て、経済主義により更にエネルギーが高まるわけですが、それが徐々に分散化して、全体が低エネルギー状態になっているのが現代だと感じます。
もっと言うならば、全体のエネルギーがさらに下がりバラバラになっていくそんな時代かも知れません。だからこそ政治の世界ではもう一度過去の高エネルギーに戻そうと云う力が働いているのかもしれません。
しかし、そういった意識の分散と再構築は現時代的に必要であって、全体が落ちていくその状況さえも重要な自浄作用であると考えています。
そこに抗って過去の栄光を取り戻そうとすれば、逆に全体のエネルギーから弾き飛ばされ、更状況は悪くなるのではないかというのがその感想です。
その中に於いて、未来における希望を感じる在り方を実践しようとしている人達がいます。私はそれらの人々に勇気を頂きます。
何が起きるかわからない今ですが、それでも、着実に明日を自らの力で切り開いていこうする人達がいます。まだまだ、やれるはず。